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低用量ピルと中用量ピルの違い

2020年03月21日

ピルというと真っ先に避妊薬とイメージされることが多いものですが、避妊以外にも女性特有の女性ホルモンに関わる病気の治療薬としても用いられているものです。
ピルには、低用量ピルと中用量ピル、高用量ピルと一般的に含まれている卵胞ホルモンの量によって3つに分類されています。
その名前の通り中用量ピルは、女性ホルモンであるエストロゲン=卵胞ホルモンの含有量が低用量と高用量の間となる50マイクログラム含まれている製剤です。
用量がそれぞれ異なるピルであっても避妊の効果については、ほとんど変わりませんが、低用量ピルに比べて成分量の多い中・高用量ピルは、副作用が起こる可能性も高くなります。

低用量ピルが認可されるまでは、月経異常の治療薬や避妊薬として中用量ピルが使われ、重い生理痛などで日常生活に支障をきたす場合に処方されていた薬でしたが、現在では緊急用の避妊するためのアフターピル、あるいは生理日ずらす目的で処方されているのが特徴です。
避妊目的として現在では、低用量ピルが使われていることが一般的です。
使われている理由には、卵胞ホルモンをより少なくすることで、血栓性静脈炎などの卵胞ホルモンが起因するとされている副作用の軽減をあげられています。
従来のピルに含まれていた成分に比べより天然の黄体ホルモンにより近い合成黄体ホルモンを開発されたことから、黄体ホルモンを起因とする虚血性の心疾患や高血圧などの動脈系の副作用についても、軽減されます。

副作用の観点から考えると低用量ピルの方が、身体への負担も少なく良いとされていますが、旅行などのために一時的に月経をずらしたい時、月経を早めるや遅くするなどの場合には、中用量ピルが使われるなどと臨床上の効果にも考慮して使い分けられているのも特徴です。
低用量ピルの中でもトリキュラーは、確実に避妊ができるだけでなく、生理周期のコントロール、生理痛や生理の出血量を軽減させる効果があるため、多くの女性が悩む生理トラブルを解消しています。
トリキュラーは、安全性と効果の高さで人気のピルです。

中用量ピルの正しい使用方法

中用量ピルは、女性ホルモンに関わる病気の治療に用いられていることも多いだけでなく、旅行ピルとして旅行のスケジュールに合わせて、生理を早めるや遅くするなど一時的にずらすことを目的にも使われています。
避妊や生理痛の緩和などを目的に毎日飲み続ける低用量ピルとは異なり、万が一避妊に失敗してしまった際などに緊急避妊のために用いられることも多く、アフターピルとも呼ばれています。
避妊に失敗した時から72時間以内に2錠、さらにその半日後にもう2錠を飲むという方法です。
アフターピルは、この72時間以内という時間が最も重要となり、時間の経過によって避妊の確率が低くなるので注意しなくてはなりません。

中用量ピルは、女性ホルモンによるトラブルなどの治療や避妊薬においては、病院などの医療機関で処方において保険が適用されます。
そのため、医療費の負担の軽減にもつながり、利用しやすい避妊薬といえます。
ただし、生理日をずらすなどの調整として旅行ピルのような目的の場合には、病気ではないため、医療保険の対象にはなりません。
そのため、診察費と薬代は全額自己負担することになります。
また、避妊薬としてイメージが強い中用量ピルですが、子宮内膜の維持および受精卵の着床を助ける作用もあるため、不妊治療で処方される場合もあるのも特徴のひとつです。
特に、流産は体内の黄体ホルモンの値が低い女性に多くみられ、このような場合には、黄体ホルモンが含まれているピルを飲むことで改善されたということも実証されています。

いずれにせよ、中用量ピルを用いる場合には、婦人科や産婦人科などの医療機関で、医師による診察や検査を受けてから、処方してもらうことが必要です。

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