• ホーム
  • 被害にあわないよう、自分にできること

被害にあわないよう、自分にできること

2020年05月22日

レイプ被害は、大まかに2種類に分かれます。
加害者が見ず知らずの相手の場合と顔見知りの場合です。
レイプというと、夜道でいきなり襲われるイメージが大きいですが、実は顔見知りの犯行が8割近いというデータがあります。

前者の場合は、夜道の一人歩きは避ける・そうせざるを得ない場合は人通りの多い道を選ぶ・防犯ブザーを持ち歩く・スマホや音楽に夢中にならず、周囲に気を配りながら歩くなどが自己防衛として挙げられます。
車に引きずりこまれての被害も多いので、駐車している車のそばを通る時は出来るだけ離れて歩いてください。
家に押し入られるケースもありますので、家の前で鍵を探さない・家に入る前に周囲を確認する・入ったらすぐに鍵をかけるなどを心がけましょう。
家の中にいても配達業者などを装って押し入られた例もありますので、送り主を確認するなど安易にドアを開けない方が安全です。
また野外で襲われた場合「助けて」と叫ぶと面倒なことに巻き込まれたくない人は助けに来てはくれませんが、「火事だ」と叫ぶと出てくる人が多いという話もあるようです。
これは性犯罪に限らず、強盗や通り魔などにも言えることです。

とはいえ、人間本当に怖いと声も出ないものです。
護身術なども、とっさに使う事ができるかどうかは微妙です。
危険を切り抜ける方法を探すよりは、危険そのものを出来る限り減らすという考えが妥当です。

後者の場合はさらに厄介です。
親しい間柄だと信用していたのに襲われた・強いお酒を飲まされた・上司や教師など逆らえない相手に強要されたなど、状況も多岐にわたります。
勇気をもって訴えたとしても、相手が合意の上だったと主張するケースも少なくありません。
どんなに信用できる相手でも異性といる際に女性が自分一人という状況は出来るだけ避けましょう。

色々なシーンで、「こいつには隙がない」と思わせておくのも効果的です。
また飲み物に強いアルコールや薬剤を入れられる被害も多いので、席を外す際はドリンクを飲み干す・店員から受け取ったり蓋を開けてからはドリンクから目を離さないなどの注意が必要です。
もちろん男性全てが犯罪者ではありません。
善良な男性の方が多いでしょう。
しかし、間違いなく性犯罪の加害者も被害者も実在します。
「自分はブスだから」「自意識過剰と思われたくない」「自分だけは大丈夫」などと思わずに、自分の身は自分で守るという強い意識が必要です。

被害後の警察や医師からの言葉に傷つけられることも

セカンドレイプという言葉があります。
被害にあった後に、周囲の理解を得られず「あなたにも責任があったのではないか」という旨の事を言われたり、興味本位で噂されたりすることです。
近年はメディアやネット上でのセカンドレイプも問題になっています。
そういった発言や行為をするのは、無責任な人間のみではありません。
被害の届け出を出した警察や、望まない妊娠を避けるため訪れた病院でもそのような心無い発言をされる場合もあります。
ただでさえ傷ついている被害者を更に追い詰める許されない行為ですが、残念ながら一定数こういった理解のない人間がいるのは事実です。
またそういった対応や周囲に知られることを恐れて、警察や病院に行けない被害者も少なくありません。
警察への届け出も1割程度といったデータもあるようです。

性暴力被害者ワンストップ支援センターは性犯罪・性暴力被害者のための支援センターです。
被害者への総合的な支援を目的としており、体やメンタル面のケアもしてくれます。
弁護士・警察・病院など関係機関への付き添いや女性相談員の対応など、センターによって内容は違いますが様々な支援があるようです。
性犯罪の場合、悪いのは100%加害者です。
「誘うような恰好をした」「隙があった」などは詭弁以外の何物でもありません。
無責任なセカンドレイプも同様です。
どんなに気を付けていても被害にあう可能性は誰にでもあるわけで、体もメンタルも傷つけられた被害者が何かを恥じたり後ろめたく感じる必要などまったくないのです。

とはいえ、実際被害にあった場合、傷ついた心身で何をどうしていいか分からないのが現状だと思います。
性暴力被害者ワンストップ支援センターは43都道府県に設置されています。
電話での相談が可能ですので、少しの勇気をもって最寄りのセンターにかけてみてはいかがでしょうか。

関連記事
ピルと正しく向きあい、活用する知識をつけよう

ピルと聞くと避妊薬というイメージや、なんとなく怖いというイメージを持つ女性が多いです。けれども、ピルは世界中で多くの女性に使われている薬で正しい知識を持てば不必要に怖がる心配はありません。まず、ピルが危険だというイメージを作ってしまうものの中に女性ホルモンが含まれているからというものがあります。確か...

2020年04月17日
トリキュラーの効果とその仕組み

低用量ピルにはいくつもの種類があり、新しく発売が開始されるものもあります。そのため、低用量ピルの服用を始めたいと思った時には、どのピルを使うかという選択をしなくてはいけません。低用量ピルの中でも世界中で多くの人に使われており、日本でも人気の高いピルのひとつがトリキュラーです。たくさんある種類の中でも...

2020年01月16日
低用量ピルと中用量ピルの違い

ピルというと真っ先に避妊薬とイメージされることが多いものですが、避妊以外にも女性特有の女性ホルモンに関わる病気の治療薬としても用いられているものです。ピルには、低用量ピルと中用量ピル、高用量ピルと一般的に含まれている卵胞ホルモンの量によって3つに分類されています。その名前の通り中用量ピルは、女性ホル...

2020年03月21日
ピルをやめたあと妊娠しやすいって本当?

ピルを止めると妊娠しやすくなるという噂がありますが実際はどうなのでしょうか。ある実験によるとピルを服用していた方が服用をやめると50人に7人ほどの割合で妊娠したというデータがあります。これはピルを止めたことによる反動という諸説がありますが明確な根拠はありません。服用をやめたあとも避妊をしたいのなら別...

2020年02月21日
女性の疾患にも役に立つ!ピルの活用法

ピルは避妊のためだけでなく様々な疾患の治療にも使われている薬です。ピルは性行為をする若い人だけが使う薬というイメージを持っている人も多いのですが、実は全ての女性にとって関係を持つ可能性がある薬です。それはピルに含まれている成分が女性ホルモンだからです。女性は誰でも女性ホルモンが体内で分泌されており、...

2020年02月04日
正しく知って正しく使おう、低用量ピル

低用量ピルは女性ホルモンが含まれている錠剤で、女性が主体的にできる避妊方法として欧米を中心に利用する人が増えています。女性ホルモンが含まれているということで、体に害があるのではないかという不安を持つ人も多いようですが、低用量ピルに含まれるホルモン量はごくわずかです。ホルモン剤を使って病気の治療をする...

2019年12月28日
もしもの時に知っていきたいアフターピルの存在

性行為と妊娠は切っても切れない関係にあります。妊娠を望まないカップルにおいて、避妊は重要な手段ですが、中には行為中にコンドームが破れてしまうなどもトラブルも少なくありません。また、男性側が避妊に対して積極的ではないケースもあるでしょう。女性にとって、性行為の際に避妊をしていなかったり、避妊に失敗して...

2019年12月13日
アイピルの効能と正しい使用方法

アイピルは強制的に生理を起こすことによって受精卵が着床するのを防ぎ、避妊することができる医薬品です。有効成分の合成黄体ホルモンであるブロゲストーゲンとレボノルゲストレルが子宮内膜を剥がし、避妊効果は高めることができます。成功率は最高95%と言われていますが、飲むタイミングによっても成功率は変化します...

2019年11月30日